外構計画は早めがおすすめ!

新築を計画するとき、後回しにされがちなのが外構工事です。建物が完成しても、アプローチや駐車スペースが整っていないと、入居後に玄関や車庫が泥だらけになってしまうなど、不便さを感じる場面が多くあります。

また、外構の計画を早い段階で進めておけば、無駄な費用を抑えられるケースも少なくありません。外構計画を早めに始めることで得られるさまざまなメリットをご紹介します。

コスト面を早めに把握できる

外構工事は、思った以上に費用がかかることが多いものです。建築の予算計画で「外構工事は100万円程度」と記載されているのをよく目にしますが、それは実際の計画に基づいた金額でしょうか?

敷地の大きさや高低差、周辺環境など条件は一邸一邸異なります。実際に外構計画を立ててみると、「これくらいでできると思っていたのに…」ということが少なくありません。

たとえば、以下のようなケースでは追加の費用が大きくなることがあります。

ここに注意
  • 擁壁が必要になる場合
    高低差がある敷地では、土を支えるために擁壁工事が必要になることがあります。これには大きな費用がかかるため、事前の把握が重要です。
  • 電柱の移動が必要な場合
    駐車スペースの確保や進入路の確保のために、電柱の位置を移動しなければならないことがあります。移設には予想以上のコストと時間がかかる場合があります。
  • 歩道の切り下げ工事が必要な場合
    敷地へ車をスムーズに出入りするために、歩道の縁石を切り下げる必要が生じることがあります。自治体の許可申請や工事費用が必要です。
  • 排水計画の調整が必要な場合
    敷地の水はけが悪いと、排水設備を追加したり土地を盛土・整地したりする必要があります。
  • 既存樹木や構造物の撤去
    以前からある樹木や古い塀、物置などを撤去する場合も、想定以上に費用がかかることがあります。

こうした追加費用は、計画を早めに立てることで具体的に把握できます。あらかじめ全体の予算を正確に見積もることで、後から大きな負担がかかることを防ぐことができます。

建築会社との調整がスムーズになる

建物の外部に関わる部分は外構工事の範囲になります。外構計画によっては、どちらが工事を担当した方がコスト面や仕上がり面で有利かが変わることがあります。

特に、確認申請の前であれば建築計画の変更も可能です。外構業者を早めに決めて、建築会社との話し合いに同席してもらうことで、後から無駄なやり直し工事を防げます。

実際にあった例として、敷地の高さ(GL: グランドライン)が低く設定されてしまい、水はけが悪くなって大規模な修正が必要になったケースもあります。こうしたリスクを減らすためにも、外構計画を早めに進めることはとても大切です。

デザインをトータルで統一できる

建物のデザインと外構のデザインは密接に関わっています。

建築デザイン + 外構デザイン = 外観デザイン

このように、両方を同時に計画することで、統一感のある美しい外観が実現します。外壁の色や玄関ポーチの素材選びも、外構のデザインと一緒に考えることで、より魅力的な住まいが完成します。

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土地選びの段階から外構を考えてみよう

外構工事は「建物が決まってから相談するもの」というイメージが強いですが、実は逆でも問題ありません。むしろ、早い段階から外構の専門家に相談することで、土地選びの際にも役立ちます。

例えば、高低差のある土地や水はけが心配な敷地を検討している場合、外構の視点からアドバイスが可能です。家づくりは、建物と外構、双方の専門家の意見を聞きながら進めることで、住まい全体の完成度がぐっと高まります。

どこから始めれば良いかわからない方へ

「まだ具体的に決めていないけど話を聞いてみたい」「まずは土地選びから相談したい」など、少しでも迷われたら、ぜひ私たちファームガーデンにお気軽にご相談ください。お客様の理想の暮らしに合わせて、わかりやすく丁寧にご提案させていただきます。

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